大矢国際特許事務所

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/ 2025年11月

仕事

農・食ビジネス×知財交流セミナー2025 第1部セミナー報告

2025.11.29

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11月26日、TKP名古屋駅前カンファレンスセンターで「農・食ビジネス×知財交流セミナー2025」が開催されました。第1部では「農業ブランドを守る!知財ミックス戦略セミナー」というタイトルで、農業分野における知的財産の最新動向と戦略について解説させていただきました。

セミナーの中で強調した点を、いくつかピックアップしてご紹介します。

◎農業は「知恵の産業」に

昔の農業は「自然や経験に頼る産業」でしたが、今は「知識や技術、ブランドで勝負する産業」に変わってきています。

  • 新しい品種を守るための法律(種苗法)が強化されたこと
  • ICTやAIを使ったスマート農業が広がっていること

こうした流れの中で、「知的財産(知財)」が農業を支える大切な仕組みになっています。

◎農業を守る4つの知財

セミナーでは、農業に役立つ4つの知財を紹介しました。

  • 特許:新しい栽培方法や収穫ロボットなどの技術を守る
  • 意匠:パッケージや農機具の形など「見た目のデザイン」を守る
  • 商標:農産物の名前やロゴを守る
  • 品種登録:新品種の野菜や果物を守る

これらを組み合わせることで、農業ブランドをしっかり守ることができます。

◎事例から学ぶ

愛知県のお米やいちごは、品種登録と商標登録を組み合わせてブランド力を高めています。
栃木県のいちごは、品種登録・意匠登録・商標登録を三つ同時に活用し、模倣を防ぎながら高級ブランドとして展開しています。

◎まとめ

農業は「知恵の産業」へと進化しています。

  • 知財は「守る」だけでなく「育てる」「稼ぐ」ための力になる
  • ブランドを守ることで、農産物の価値を高められる
  • 海外展開にも知財戦略が欠かせない

 

弁理士は、農業者の皆さんと同じ「育てる仲間」です。農産物や技術に眠る「知財の芽」を一緒に見つけて育てていきましょう。